生活を良くします - 怠惰なプログラミング

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生活を良くします-怠惰なプログラミング

外資系でエンジニアをやっています。便利なサービスや商品、プログラミングで作ったものなどを紹介していきます

元就活生の立場から 就職先としての証券会社のデメリットを考える

転職 仕事

就職先として人気な金融業界

高い給料・社会的地位

ネームバリュー
未だに根強い気がします。特にバブル世代の親たちは銀行・証券・商社!くらいしか就職する会社がないかのように思ってる節がありますね。証券マンといえば、まっとうな人間という価値観が確かに自分の中でもあります。

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doda.jp

日本経済を回すためには必要な存在

株を売りたい人と買いたい人をつないで、巨大な市場を安定的に運営しているのに役立っている。また、株式上場や債券の発行を行なっている。これによって企業は信用力を盾に資金を集めることができる。また、リテール営業とホールセールで別れ、リテールは厳しいノルマと高い離職率の中でストレスフルな営業生活を送るらしいです(友人談)。ホールセールはトレーディングや投資銀行業務といった花形に近い仕事をします。
詳しくは、この業界本を見ればわかりますので、就活生や気になった人は見ておくと勉強になります。



本書は、証券業界の基礎知識はもちろん大手・準大手・ネット証券・外資系の各証券会社の規模や動向までをわかりやすく解説します。

なぜデメリットを書くのか

別に証券会社に恨みがあるわけではないですが、友人らが激務(精神的)で疲弊していたり、業界に入って初めて状況がわかったというありきたりな就活生みたいな感じだったのでメモのように書きました。
もともと金融業界に強い希望がある人は、この程度のデメリットくらい論破するか、それ以上のメリットを見出していると思います。もし、みんなが行きたがるからとか親に勧められてという人がいるなら少し考えてみると良いかもしれません。

金融系のエンジニアの人を見ていると、業界に合う人・合わない人が半々くらいで、合わない人はすぐにやめているイメージです。合う人はかなりの速さで出世していました。
個人的には「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」とか結構好きでしたよ。


金融業界を取り巻く現状

金融業界の収益

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1.受け入れ手数料
債権や株式売買の手数料、資産運用の手数料、資金調達をするための株式・債券の発行手数料が内訳となっています。
2.金融収益
運用した結果の収益
3.トレーディング損益
これはトレーディングで出来た売り上げから損益を引いた、収益。
4.その他の営業収益
そのほかからの収益。

ネット証券の登場

受け入れ手数料の縮小:債権や株式売買の手数料
ネット証券は、普通の実店舗がある総合証券と比較して手数料が1/5 ~ 1/10以下です。取引という行為はどの証券会社で行っても違いはないので、特に総合証券で取引するメリットが思いつきません。あえて挙げれば、証券会社の人に相談ができることくらいでしょうかね。でも人にアドバイスして収益を上げられるような人なら会社をやめて、自分で運用してそうな気はします(証券会社で勤務してると職務上知り得た情報で有利になるため株などをやるのはかなりの規制がかかるので無理)。1億円以上からのプライベートバンクにはそれくらい優秀な人がいるかもしれませんが、普通の総合証券の窓口にいるのは考えづらいでしょう。

受け入れ手数料の縮小:資産運用の手数料
これも同じくネット証券から資産運用ができます。ただ証券会社に資産運用をすると、ネット証券以上の手数料が取られます。代表的な例が投資信託などですね。投資信託は簡単にいうと、資産運用をしたい人たちからお金を集めてそれを資産運用のプロである、資産運用がとても上手な証券会社の人がやるというものです。とてもうまくいきそうに見えます。
ただ問題は、資産運用のプロは普通に負けるということです。
ウォール街のランダムウォーカーなど、資産運用のプロはかなりの確率で適当にダーツを投げて意思決定するサルに負けるのです。あれだけ優秀な人を集めて時間をかけてサルに負けるのに、給料は高い。なぜ給料が高いのかというと手数料などで多くのお金が入るから、という風にしか考えられないような気がします。



8割近くのプロ投資家がサルに勝てないマーケットの世界

マイナス金利

金融収益の縮小
マイナス金利導入前ならば国債という安定した運用先があり、普通預金金利を0.001%と少なくし、国債の運用だけでも利益を出せていました。しかし、マイナス金利が導入されて以降は、国債金利がマイナスになった。つまり、国債で運用をすればするほど損失が出るようになりました。このことから、金融業界は安定した信頼の置ける国債という運用先を失ってしまいました。直ちに倒産に追い込まれるほどの損失ではないにしろ、確実に悪い影響は受けているはずです。

市場の不安定さ

トレーディング損益の減少?
証券会社の業務の一つであるディーラー業務は市場が不安定になると影響を受けます。トランプやBrexitなど世間を賑わせるニュースで株価が変動しています。まあこれは毎年、何らかの影響を受けているので仕方ないですが、それにしても先行きで言えば不安定さが残っています。

がんじがらめの規制

トレーディング損益の減少?
これは2000年以前から行われてきており、そのたびに規制は強くなってます。リーマンショック以降は、さらに倒産リスクを減らすために自己資本比率を規制されています。たくさん資産を投資に回しすぎているとリーマンショックのようなことが起こった時、資産がほとんど回収できず倒産するリスクが高まります。そのため、資産を投資に回してもいいが、手元には倒産しない最低限の資産を残しておくのが規制です。その残しておかなければいけない資産の量が度重なる規制によってどんどん上がっていったので投資できる資産が減り、収益が減少してきたという経緯があります。裏を返せば、それだけ倒産しづらい体質になってきたということなので喜ばしいことでもありますが。

FinTech

FinTechベンチャーが出現してきた。ただし、証券会社も真似をするなり、FinTechの技術をうまく取り入れていけば良いのではという気がします。どちらにせよまだ、致命的なほど大きな衝撃は与えられていない模様です。
資金運用、資金調達などのベンチャー企業がある。
Capitalico
ディープラーニングによってトレーディングの戦略を考えるサービス

http://www.alpaca.ai/alpacaalgo/

Estimize
米国のアナリストの予測をAIが解析を行い、高い精度で予測するというサービス(米国)

https://www.estimize.com

終わりに

  • 証券会社は思ったより周りにライバルが多そう
  • 証券会社に対しての環境が厳しい
  • どの企業に対してもちゃんとした志望理由を見つけた方が良さそう