生活を良くします - 怠惰なプログラミング

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生活を良くします-怠惰なプログラミング

外資系でエンジニアをやっています。便利なサービスや商品、プログラミングで作ったものなどを紹介していきます

ローソン自動レジ「レジロボ」VS Amazon GO:日本がシリコンバレーに勝てない理由

レジロボとは

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出典:業界初の完全自動セルフレジ機「レジロボ®」とRFID(電子タグ)の実証実験を開始|ローソン

会計をロボがやってくれる

ローソンは、 複雑化する店舗業務の効率化を目指す生産性革命を進めています。 今回導入する「レジロボ(R)」は、 お客様ご自身でバーコードをスキャンした商品を専用の「スマートバスケット(R)」に入れ、 バスケットごと専用レジに設置するだけで自動的に精算と袋詰めをするシステムです。 店員がレジで商品のスキャン登録や袋詰めをする必要がないため、 店舗オペレーションの省力化につながります。
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将来的には精算時のスキャン登録を無くしたスピーディな精算でお客様の利便性を向上させると発表した。

業界初の完全自動セルフレジ機「レジロボ®」とRFID(電子タグ)の実証実験を開始|ローソン
プレスリリースから抜粋

店舗の省オペ化として導入される「レジロボ」。消費者が専用のレジを持って機械にセットすると自動的に会計、そしてレジ袋に入れてくれるというもの。

IoT技術を生かしたサービス。

レジロボの仕組みっぽいこと

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専用のカゴに入れると重さを計算し、商品購入時の不正を防ぐ。
商品を入れるとセンサーで商品情報を読み取り、自動的に会計してくれる。

袋詰めなどは、たぶん細かな職人技みたいな調整は必要だけど雑にやるぶんには問題は少なそう。

センサー技術に主眼を置いているのかなと思いました。

それって人をロボットに置き換えただけでは?

店員がやっていたレジ打ちと袋詰めを、「レジロボ」が代わりにやってくれるというだけのサービス。

顧客が代わりにセンサーに通したりすることで会計できます。

自動レジの行列ができるなんてことになったら、面白いです。ネガティブテクノロジーにならないことを祈りたいです。

また、「レジロボ」の運転コストと導入コストが気になります。店員がレジで商品のスキャンや袋詰めをしなくても良いから人件費削減になるというのはわかります。

でも商品を棚入れしたりする人はどうしても必要になってくるので結局、どこまで減らせるのかな?と感じています。

なんのために自動化したのかよくわからなくなってしまいますよね。ああ、店側としては人材不足だから助かるのか。

コンビニに求めていることが違う

今回の「レジロボ」は店員にとっては良いことでもあるし悪いことでもあります。レジ打ちはしなくてよくなりますが、仕事は減りそう。むしろその他の業務で増えそう。

しかし、顧客にとっては「特に変化がない」ように思えます。

コンビニに求めているのは、手軽で安く物を購入すること。そしてコンビニで困っているとしたらトイレかレジに並ぶ煩わしさくらい。

「お客様の利便性向上と生産性向上を図」るなら先にこっちを解決して欲しかった。


Amazon GO

Amazon Goとは

こちらに詳しく書きました。
www.what-a-day.net


簡単にいうと、スマホを持って店に入るだけで本人確認が終了し、レジとかはないので商品を持ったまま外に行くと会計が終了します。後日クレカに請求が来るという感じです。

コンセプト・考え方が違う

人間がやると大変なことをテクノロジーで解決しようとしたところまでは同じ。

人間の作業を単にロボットに置き換えただけの「レジロボ」

人間の作業をなくすために仕組みから変えてきた「Amazon Go」

「レジロボ」を例えるなら、床を掃除させるためだけに人型ロボットを作るかのような効率の悪さ。ルンバでいいじゃん。

技術力の違い、ではない

唯一救いがあるようで、その実全く救いにならないことに技術力に大きな差があるわけではないということ。

「このレジロボ」は技術的にはAmazon Goとそこまで負けてない。ディープラーニングとか使われていない技術こそあるものの、おそらくパナソニックなら導入まで持っていけるはず。

しかし、IoT技術力で負けていないのに対して発想力で大きく負けている。

または、構想の段階で出たかもしてないけどセキュリティの問題などから断念したと思われる。

どちらにせよ実行力・行動力が欠けている気がします。

日本がシリコンバレーに勝てない理由

ちなみにAmazonはシリコンバレーではなくてシアトルに本社があります。

古い、ガラパゴス

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日本政府が「Execel方眼紙」を廃止したことをドヤってる間に、アメリカ政府は開発したソースコードをGithubに公開しています。確かにExcel方眼紙は動くけど、あれで作業できるのが信じられないです。

何十年くらいの溝があるのか考えたくないレベルで差がついてます。

ガラケーもスマホにやられましたし、テレビなどの家電も意味不明な機能をつけて値段だけ高くしたので売れずに迷走しています。

シリコンバレーは逆で新しいものをたくさん使用している感じです。スタートアップの企業なんて古いサービスを使って効率を落とすと死活問題になるからだろうと推測しています。

もちろん古くても良いものはあります、それは歴史あるサービスと呼びます。

動きが遅い

古いものばかり使う、のに似ていることが多いのですが、やはり行動が遅いですね。

構想の段階で出たかもしてないけどセキュリティの問題などから断念したと思われる事例など、試してみればいいのにと思ってしまいます。

よかったら導入すれば良くてダメだったらそれで終わりにすればいいのに。

なんのための実験検証なのか、少し疑問です。一切リスクがないサービスなんて存在しないはずなのになあと思ってます。

実行力・行動力が欠けている気がします。

シリコンバレーは Done is better than perfectに見られるようにとりあえず作って公開して、直していくという感じです。たまに爆死していますが、結果的にうまく機能していると思います。

なぜか。売れるものなんて売って見ないと本当のところはわからないからです。

売れるものがわかる企業なら、大丈夫でしょうけど。実際に売ってみてフィードバックをもらいながら調整していくのはかなり強そうです。

非効率

なんで自動ロボにしたくせに効率良くならないんだろうと思います。おそらく効率良く仕事してないのかな?と勘ぐってしまいそうです。

IT業界なので他社の友人と話しをすると、化石のような仕組みを使っていて驚きました。

交渉の末、Redmineの使用が許可されたよ!と言ってきたのを覚えています。交渉することなのか、、。

IDEとかガンガン使わせるともっと早くなるはずなのに、といつも思っています。

エンジニアの地位が低い

シリコンバレーで働いている友人に聞くと、物価の違いなどはありますが、新卒1000万なんて普通か、低いと言っていました。

アメリカでは医者か弁護士か、ソフトウェアエンジニアかとまで言われているそうです。それくらい、ソフトウェアエンジニアの地位が高いのでみんななりたがります。エンジニア人口が増えるとそれだけ優秀なエンジニアも増えていくのでますます給料が上がるというサイクルです。

日本はその逆です。

日本は不思議な国でソフトウェアエンジニアなのにエクセルを使った仕事の方が多く、基本的に給料も低いです。その割にはかなり善戦しています。

もう研究費や勢い、成果ではアメリカ、中国をはじめとした国々に何周も差をつけれているのでそろそろエンジニアの地位を本格的に見直し、エンジニア人口を増やさないと取り返しがつかないことになりそうです。

エンジニアの人口 = 技術力みたいな関係は拭えないので。また、エンジニアの地位が低いとみんな努力しなくなります。

今はかろうじて助かっていますが、確実に技術力で大きな差をつけられ始めています。

まとめ

  • 会計自動ロボ「レジロボ」がローソンで登場
  • レジロボは発想が弱く、Amazon Goに負けそう
  • いまのところ技術力は負けてない
  • 将来的には技術力でも完敗するはず