生活を良くします - 怠惰なプログラミング

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GoogleとHondaが自動運転技術で共同研究:本田技術研究所とWaymo社とは?ソフトからハードへ

ホンダとGoogleとの夢の共同研究

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12月22日のニュースリリース

Hondaの研究開発子会社である株式会社本田技術研究所(本社:埼玉県和光市、代表取締役社長:松本宜之)は、Google Inc.(グーグル社)を傘下に持つAlphabet Inc.(アルファベット社)の自動運転研究開発子会社であるWaymo(本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー 代表:ジョン・クラフチック、以下、ウェイモ社)と米国にて自動運転技術領域の共同研究に向けた検討を開始しました。両社の技術チームは、ウェイモ社の自動運転技術であるセンサーやソフトウェア、車載コンピューターなどをHondaの提供する車両へ搭載し、共同で米国での公道実証実験に使用していきます。
出典:Honda | 米国Waymo社と自動運転の共同研究に向けた検討を開始

Googleが自動運転技術を諦めたという噂がずっと流れていましたが、この共同研究で技術が発展してくれればと思います。

Waymo社と本田技術研究所が共同研究

GoogleとHondaの自動運転技術部門同士の共同研究という形ですね。

本田技術研究所とはHondaグループの研究・開発機関のことです。ハード寄りの工学部出身者ならだいたいOBがいて就活の時に話を聞かされますが、他の企業グループとは大きく異なる独立した研究機関という立ち位置にいます。

いわゆる基礎研究をちゃんと行なっているため、将来のイノベーションにも繋がりやすいです。

基礎技術研究センターという部門ではエレクトロニクス、機能材料、コンピュータサイエンスなどの研究も行なっているため今回のWaymo社との共同研究の下地はできていたことが伺えます。

もっとも共同研究以外でも基礎研究は技術レベルを保ちさらに発展させていくために重要なことなので、今回の基礎研究は良い副産物くらいでしょう。

共同研究の担当はハードウェアでしょう。ソフトから送られてきたデータをもとに的確に制御を行う職人技のような技術を提供するのではないでしょか。

ちなみにAlphabet社とはGoogleの親会社のことです。

さらにAlphabetは今回共同研究を協議する、Waymo社をも傘下に持っています。

Waymo社とは

www.technologyreview.com

Googleの自動無人運転技術関連からスピンオフしたのがWaymo社です。

12月13日にWaymo社として設立されました。設立から1週間弱でまたニュースになるなんて話題が尽きない会社のようです。

いうまでもなくGoogleのこれまでの無人運転技術のノウハウを持っているため、ソフトウェア的な観点での技術レベルは相当に高いでしょう。

ソフトウェアを担当することになるので、画像認識・画像処理から行い様々なパターンの機械学習から作られた人工知能の作成ですかな。

自動運転の技術的な難しさ

大雑把な仕組み

おそらく動く仕組みとしては、前方についているカメラで周辺状況を、GPSで現在位置を取得し十分に学習した人工知能(というよりは統計的に処理したもの)で判断して車を操縦するといった感じです。

それ以外に道路の脇や、道路に組み込むように無数のセンサーをつけてより細かく状況を取得するといったことも考えられますが、大雑把な理解ではどれも仕組みは似てます。

雨などの視界の悪さ

単純に視界が悪くなると状況の取得・判断が難しくなります。

これも機械学習などを上手くやれば解決するんでしょうが、なかなかの課題に思えます。Googleのソフトウェアの技術は世界トップクラスなのでGoogleに期待しています。

GPSは毎年数メートルずれる

GPSは毎年数メートルずつくらいでずれていきます。しかも経験したことがある人も多いと思いますが、ビルに囲まれているだけでもずれてしまうので大変です。

カーナビを使って人間が運転している場合は多少の誤差は大したことはないですが、自動運転の場合はGPSのずれは致命的です。少しずれれば歩道に突っ込むくらいありえます。

おそらくこれに上手く対処する方法は道路に大量のセンサー等を設置するしかないような気がします。どちらにせよGoogleとHondaの共同研究がどういう結果になるのか非常に気になります。

責任の所在がわからない

完全自動運転している車が事故を起こした時、誰がその責任を負うのかということです。

製造者が責任を負うことになれば製造は進まないでしょうし、同乗者が責任を負うのも少し違う気がします。単純に乗っていただけなのですから。

被害者が出ていれば責任なしということにはならないため、当分の間は一部自動運転ということになるでしょう。


自動運転の使い道

Amazonなどの運送

これが一番期待できそうです。

ドライバーに負担をかけないような一部自動化から始まり、完全自動運転に切り替えていくという感じでしょう。将来消えゆく職種としてのドライバーというのは本当にあり得るかもしれません。

Amazonなら輸送用専用道路を作ってそこにセンサーを張り巡らせ、自動運転による輸送をやりそうな気がします。

Google、Amazon、Hondaで共同研究になれば凄そうですが、Hondaは省かれそうな気がします。

普通運転での自動運転

通勤用の自動車から無人タクシーまで夢は広がりそうです。

タクシードライバーや運送ドライバーという職種は無くなりそうに見えますが、クラシックタクシーとかクラシック運送ドライバーとか名前を変えて生き延びていきそうです。

合理化だけが全てじゃないのでそこらへんはありえそうだと本気で思っています。

まとめ

  • Waymo社と本田技研の共同研究の協議が行われている
  • 自動運転には困難なことが多い
  • ソフトはGoogle発のWaymo、ハードはHonda
  • 自動運転にはたくさんの可能性がある