RescueTimeの使い方
時間管理ツールRescueTimeというのがあった
RescueTimeとはパソコンでどのような作業をしているのかを全てグラフで表示して視覚化してくれるアプリケーションです。SNSで何時間くらい消費したか、ネットサーフィンでどのくらい時間を消費したか、wordやパワポなど比較的生産的な作業をどのくらいやったのかを全てモニターできます。
中でも面白いと思っているのが、ネットサーフィンの内訳をカテゴリーごとに分類してくれて、生産的なものと非生産的なものを区別してくれるところです。例えばブログの閲覧・執筆は生産的なことという風に設定すればブログを読んでいる時間は生産的な時間として記録されます。また、SNSは非生産的なものと設定すればSNSに費やした時間を非生産的なものとして記録してくれます。
Google Chromeの拡張機能の一つなので、プラグイン一つで簡単に使えるようになります。またパソコンのOSによらずにChromeやFirefoxさえあれば使えるはずなのでUbuntuやWindows、MacでもRescueTimeを導入できるようになります。
こちらから簡単にインストールできます。
RescueTime - Install the RescueTime application and start collecting data in sixty seconds!
簡単な設定などについて
RescueTimeのインストールが完了すると設定を行うことになります。ダウンロードが終わるとRescueTimeを有効化します。これは指示の流れに従って進めれば大丈夫です。そのまま以下の画像に書いてあるようにDashboardに行けばデータが見れます。登録してすぐはデータがほとんどないのでしばらくしてからいくとわかりやすいかと思います。
設定の内容としては生産性が高いものと生産性が低いものを自分で決めるだけです。人によって生産的なことというのは違うのでそのための設定を行います。
あとはプライバシー設定です。全部のウェブサイトをモニターするのか、特定のwebサイトだけなのかということから、アダルトサイトの記録排除機能まで様々です。
全ての設定が終了するとそれからの行動を全部モニターしてくれます。どこのサイトを訪問してどのくらい滞在したかということと、どのアプリをどのくらいの時間使用していたのかを記録してくれます。
自分がどのくらい時間を使っているのか客観的にグラフとして見せられることで言い訳の余地がなくなります。
課金した場合の追加機能
- 設定した時間を経過した場合、その行動をブロックしてくれる
- 作業時間について生産性を上げるための警告してくれる
- モチベーション維持のため、達成したことの記録
- より詳細な分析を観れるグラフ
例えば非生産的なネットサーフィンを1日1時間と決めてもそれを破った場合は非生産的なネットサーフィンはブロックされます。生産的と分類されているサイトは閲覧できます。
警告とは、そろそろ休憩すべき!や非生産的なことをずっとやっているけど大丈夫?みたいな感じです。
Daily Highlight機能で自分のモチベーションを保つために達成したことをメモすることができます。あとはより詳細なグラフを見れたりできます。
月額$9で、一年払いにすると$72となります。まあ払ってもいいか悩むボーダー上にいます。もうちょっと様子見をしようかなという感じですね。
自動的にブロックしてくれる機能はなかなか欲しいと思ってしまいます。
Trelloとの連携
Zapierにsign upしてTrelloとRescueTimeを連携させると割と便利そうです。
TrelloのボードでタスクをDoneリストへ移動させるとRescueTime上でDaily Highlightとして記録してくれます。これは簡単にいうとRescueTimeのDash board上で達成したリストを勝手に作成してくれてその日のうちに何を完了させたのかが一目でわかるという連携機能です。
他にもRescueTime上で一時間以上の何らかの作業時間が計測された場合、Trelloのボードにタスクとしてその作業のカードを自動生成してくれるという機能です。なかなか便利そうです。
他にもたくさんの連携機能があるようです。詳しくはZapierのページから確認できます。
How to link RescueTime with Trello (Integrations) - Zapier
Trelloとは何かについての記事はこちらで書いています。
無駄な時間をなくして生産性を上げたい
最近の生産性が落ちている気がする
急にどうして生産性を上げたいなどと言い出したのかというと、一日のうち無駄にしている時間がかなり多いんじゃないかと心配になったからです。家くらいゆっくりすればいいじゃんという意見もありそうですが、さすがに勉強の時間と雑務の時間の確保も難しい状況が続いたので改善しようと思いました。
最近は作業をしていても気がつくとTwitterを見たり、調べ物のつもりがネットサーフィンになりかけていたりと生産性が落ちているのではないかと危惧していました。一つ一つは細かい時間だったとしても積もり積もれば大変な損失になるので客観的にどれくらい時間を浪費しているのかを確認したかったのです。
そこでRescueTimeを導入してどこでどのくらいの時間を使っているのかを客観的に見える化してもらいました。とある日のパソコン使用状況のグラフです。
赤が非生産的なこと、青が生産的なこと、紫のUncategorizedが分類できなかったものです。紫色はセキュリティ上の理由などで分類できなかったサイトやアプリですが、生産的な作業はExcel・パワポ・エディタ・IDE・Adobe製品などと簡単に分類できるので、分類できなかった紫はほとんどが非生産的なものです。試しに紫に分類されているサイトなどを見てみると完全にネットサーフィンで閲覧した非生産的なサイトばかりでした。
翻って自分の一日のパソコンの使用状況を振り返ってみると、利用時間が6時間強のうちSNSが22%も締めています。基本的にTweetdeckで複数のtwitterアカウントを使っているのでいつ見ても楽しめているのが原因だと思われます。現在、日本語には対応していませんが別にカテゴリー名が英語になるだけですのでそこまで気にならないと思います。
その内訳について
Design&CompositionはそのまんまAdobe製品でいろいろ遊んでみたり、wordでちょっと文章などを書いてみたりした時間のことです。この日は珍しくExcelなども使っています。Businessはコードを書いた時間やアプリのダウンロードサイトなどをみていた時の時間がそのまま記録されていました。無料版にしては結構な精度で分類できているので課金してもいいかなと思っています。
ちなみにはてなブログを書いているときはNews&Opinionに分類されています。たぶん正解だと思います。
あと他に費やした時間といえばまとめサイトを読んでしまっていたり、転職の情報をひたすら集めていたりと様々です。息抜きやキャリア構築のためといえば聞こえがいいのですが、作業の合間にやっているのでよろしくないです。
生産性を上げる具体的な方法について考えてみた
SNS・ネットサーフィンでの利用が多すぎるのでこれらを減らしたい。具体的には電車の移動時間などスキマ時間でSNSをやるということを考えています。そのためパソコンではSNSにアクセスしないということを目標にしていきたいです。FacebookやTwitterをパソコン上からログアウトし、移動時間のみスマホからアクセスする予定です。これに慣れてくればスマホでもSNSを見る機会が減っていきより自由な時間が増えるのでは?と思っています。
まとめサイトやネットサーフィンについては対策は非常に難しいので、一日のうち決められた時間にまとめて閲覧するというルールを設けたいです。サイトを閲覧するのが悪いわけではないと自分は考えていて、悪いのは作業の合間に見てしまうことです。そのため、まとめてみて満足させてそれから作業に入る、慣れてきたらネットサーフィンの時間を減らしていくという方針を定めました。
一度に禁止してもうまくいかないと思うので少しずつ体を慣らしていきたいです。
ひとつ残念なのがRescueTimeは優れていて便利ですが、それと似たようなアプリがスマホには存在しないということです。iOSでもAndroidでもRescueTimeほど精密でしっかりと監視してくれるアプリはないのでスマホでの生産性の向上は後回しにします。実際はスマホを使うのは移動中だけなので問題は少ないように思えますが、懸念事項として書いておきます。
その他の生産性向上について考えた記事はこちらです。
その他の生産性を上げるツールについて
toggl
これも時間を測定するサービスですが自己申告制です。具体的に説明すると、自分で「ネットサーフィン」などとプロジェクト名を作りネットサーフィンをするときはわざわざサイトを開いてSTARTボタンを押します。ネットサーフィンを終了するときにtogglのページに移動して「ネットサーフィン」を終了します。これで時間が計測できるというものです。
これって普通のタイマーを何が違うのか自分にはよくわからなかったのですが、いちいち入力するのが本当に手間なのでこれの導入は断念しました。また自己申告制だとどうしてもなあなあになってしまうのでこれも大きなマイナス要因です。サイト自体は結構おしゃれです。
結局このサービスをまとめるとセルフタイマーで記録した時間をグラフ化してくれるもの、という感じでしょうか。
Toggl - Free Time Tracking Software
ManicTime
Windows専用なのでMacユーザとしては感想すら載せることができませんでした。
これはRescueTimeと似ていて自動的に測定してくれるようです。ログを取ってきたり、時間を測定してグラフ化したりと似ている機能が多いです。企業用のデータの可視化にも使えるというのがメリットとして書かれていました。
Windowsの人はこちらも検討して見ると良いのではないでしょうか。
まとめ
- RescueTimeアプリについて書いた
- 色々な時間管理ツールの中で今のところ一番便利
- 課金してもいいと思っている